晩秋の北穂高岳

2020年10月15日(木)~16日(金)

参加者 5名

記録

10/14 新宿PM10時–―沢渡-PM2時30分仮眠▲

10/15 ▲AM5時10分→タクシーで上高地→AM6時10分→横尾AM9時10分→ →涸沢PM1時15分涸沢小屋▲

10/16 涸沢小屋AM4時30分→北穂高山頂AM7時30分(40分休憩)→涸沢AM 10時15分(休憩30分)→横尾PⅯ1 2時20分→上高地PM 3時45分→タクシー沢渡PM4時15分→温泉経由→新宿PM8時50分

涸沢の紅葉を見るのは久しぶりになる。時期的には1週間遅い日程であるが横尾から涸沢の間ならまだ残っていると淡い考えで計画した。

今年は夏が暑く9月まで冷え込みがないから雪は心配ないと思っていた。この季節は10月半ばに雪が降ることは珍しくはない。万が一雪が降ったら北穂高に登らず、帰る予定と参加者に説明しておく。

実施1週間前までの天気予報では晴れる確率が極めて低く実施に迷っていたのが内心であった。穂高が初めてとの参加者が2人いたので2日目に北穂高登頂して、最終タクシーの夕方6時30分迄に上高地へ戻れるか心配であった。そんな事を頭に描きながら実施日を迎えた。

10/14水曜日の夜10時に全員が集まったので、予定通り新宿を出発する。途中交代しながら深夜2時30分に沢渡池尻のトイレのある駐車場に着いた。コロナの関係で駐車場が閉鎖されて使えない。トイレは使える。池尻バス停駐車場が使えないので、反対側の木漏れ日の湯の駐車場に停めて仮眠する。

10/15木曜日朝5時に予約していたタクシーが到着して上高地に向かう。30分で上高地に到着し朝食を摂り、夜が明けた6時過ぎに出発する。

天気は晴れており予想に反し気分は上々。紅葉は上高地で残っており話をしながら明神、徳澤を休みながら進み3時間で横尾に到着する。此の頃には快晴に近い状態になり、屏風の岩壁が圧倒的な姿でそびえ立っている。

この辺りは紅葉が盛りで歓声が上がる。本格的な登りが涸沢まで続く。本谷橋を通過し右手に横尾の本谷沢が圧倒的スケールの美しさを見せている。上部の大キレットの稜線と紅葉のコラボが美しい。機会があったらまた登って見たい。

今回は小屋泊まりなので荷物が少ない分コースタイムより少し早いペースで進む。

涸沢に到着するとまだ紅葉が残っており快晴の中、涸沢岳、奥穂高、前穂高北尾根北穂高東稜と360度の絶景に圧倒される。午後1時過ぎに涸沢小屋に到着する。

平日なので30人程度の宿泊で空いている。荷物を整理しテラスでお茶タイムを楽しむ。

来週に小屋を閉めるという事で小屋閉め作業で小屋の関係者は忙しそうにしている。我々はテラスでのんびりと太陽の陽を浴びながら涸沢カールの絶景を見てヨーロッパアルプスの懐にいる錯覚を覚える。人によってはパキスタンの桃源郷フンザの麓にいる感覚と表現していた。それだけゆったりした時間との対峙である。

夕食を終え、寝不足と疲れで夜7時に眠りに入る。夜中に目が覚めたら満天の星。興奮で何度も外に出る。

10/16金曜日朝3時30分に起床し朝食の弁当を摂り、4時30分小屋を出発する。天気は晴れている。初めての2人を必ず北穂高の山頂を踏ませたい気持ちでペースをのんびりする。

標高差800mを3時間で登れればコースタイム通り。天気は最高の条件なので気持ちをリラックスさせる。1時間ヘッドランプを点けて登り、南稜とモレーン帯との分岐に到着。

北穂高東稜への取り付きへの分岐である。ガイド説明しながら、一般ルートの南稜に入る。梯子を登ると御来光になり太陽の光で雲が赤く焼ける風景に歓声が上がる。乾いた秋の冷感に、3000mの山のすばらしさを感じる瞬間である。

この季節は晴れれば天国、降れば低体温への道に。山頂の小屋が見えると、気分は最高に。

休憩時間含めて3時間で北穂高山頂に到着。登山者は数人。槍ヶ岳を正面に富士山・笠ヶ岳・双六岳等登った山々。感激しながら北穂高小屋に行き、大キレットが圧巻である。秋の空で遠くまで見渡せる。全員が遅れずに予定より早く着いたので、40分の大休止とする。来年登る予定の北穂高東稜のゴジラの背が登攀意欲をかりたてる。

下山は順調に進み、2時間で涸沢小屋に到着。預けていた荷物を整理し、横尾に向かう。

紅葉を見ながら再び左手の横尾の本谷の美しさに目を取られながら、自由に写真を撮りながら2時間10分で横尾に到着する。5人とも足が揃って1週間前の心配など全て吹き飛んでしまった。横尾で6人乗りタクシーを電話予約し、3時間で到着する旨を伝える。夕方3時45分に予定通り到着し、待つことなくタクシーで沢渡に向かった。

荷物を駐車場で整理し、10分先の沢渡温泉に入り、一路東京に向かう。平日なので渋滞も無く夜8時50分に新宿に到着し解散する。

山から下りた翌日土曜日は穂高は雪に見われた。1日のずれでこの季節は秋から冬に変わってしまう。装備をいかなる場合にも対処できるようにしておかないと事故につながり、危険性を帯びているのがこの季節である。

記録 Y・F

 

 



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